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ちょっとえっちな短篇集

第13章 しのぶれど

媚びて命を請うか
心のまま抵抗するか。

男は女の秘部をかき混ぜていた指を増やす。

三本の指を受け入れた女は
賢いのだろう、
命乞いも抵抗もしなかったが
抵抗をしているだろう心とは裏腹に
そこは男の指を易々と受け入れていた。

そういったところも実に男の好みであった。

「ずいぶんと良さそうだな、
お前の蜜が手首までしたたっている」

「そんなことありません」

目を瞑りいやいやというように首を振ると
白い胸が揺れ動く。

しかし否定してはいても夜毎抱かれた体は
貪欲に男の指を誘い込むようであった。

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