ただ愛されたかった。
第4章 第4章---"後悔"---
「本当に最後だ」
彼とは今まで何度も何度も
別れそうになっていたが、
その度に身体を重ね
相手を強く感じあっていた。
「..わかった」
私は携帯だけを持って
家を出てきてしまった。
ベンチに腰掛け、
顔を手で覆った。
(最後にヤらせる女って..)
「バカだ..」
深くため息をついて
煙草を加えながら歩いた。
ピピピ..ピピピ
彼かと思ったが"龍平"だった。
「なにー?」
「あ、莉奈?お前いま何してる?」
「散歩中」
遊びの誘いでそんな気分に
なれなかったが、
一人よりはマシだと思い
遊びに行くことにした。