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案内屋 〜アンナイヤ〜

第7章 アライ ザ ほーむ 其ノ二

鏡音のDCAが急いで彼女の元に帰ってくる
分散させた意識体が光る球体となって彼女の身体に戻っていく

ビット状のDCAは元の青い棒へと姿を戻した

「もう駄目だ!凛丸、一時撤退するぞ!」

渋谷の声で凛丸も正気を取り戻した。

この異常な状態に、皆もう限界なのだ。


「分かりました!とりあえずまずは車で山を降りましょう…!!」

凛丸と渋谷は意識を無くした鏡音を担いで車へ向かった。

渋谷の運転で車は急発進した。

とにかくここから離れなくては…


猛スピードで山麓を下る。

だが三人は恐怖心からか、山を降りるまではずっと何かの視線を背中に感じ続けた。

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