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案内屋 〜アンナイヤ〜

第7章 アライ ザ ほーむ 其ノ二

そう考えるようになってから、凛丸は日々を暮らすのが怖くなった。

このままでは偽物の日々が作り上げられていく。

そして彼は、何をして生きていけば良いのか分からなくなった。



何も掴めないままに日々が過ぎ、気付いたらただの引きこもりになっていた。



しかし動く気にもなれなかった。



だって、自分が何者なのかすら分からないのだから。




凛丸は、一人悩んでいたのだ。

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