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案内屋 〜アンナイヤ〜

第7章 アライ ザ ほーむ 其ノ二


それからの日々は当たり前の一人の人間としての日常が続いた。

学校へ行き、高校入学の時には埼玉から東京へと越してきた。

友達も当たり前に居た。

ごく普通の、当たり前の幸せを享受していた。




しかし、ある日こう思った。



「僕は一体何者なんだろう?」



そして


「本当の自分として生きてないのなら、それは全てが嘘。今の日々は偽物なんだ。」



ーと。

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