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案内屋 〜アンナイヤ〜

第7章 アライ ザ ほーむ 其ノ二

車内は意外と盛り上がっていた

凛丸と渋谷が下らない話で論争を繰り返している。


「あんなモン不味いに決まってんだろ!」

「美味しいですよッ!食べてもいないのに不味いとか言わないで下さい!食わず嫌いですか!?」


とりあえず前を見て運転してくれ


鏡音は薄っすらと目覚める意識の中、冷静にそう思った


「るせーんだよ!てめー大食いだけじゃなく味覚まで腐ってんのか!どこまでクズなんだよこの野郎!」

「クズって…!そんなに言わなくても!いいですよじゃあ今度奢りますから食べてみて下さいよ!ゴリゴリ君カルボナーラ味!」

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