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案内屋 〜アンナイヤ〜

第7章 アライ ザ ほーむ 其ノ二

「助けて欲しいって…一体…」

「なんだか知らねぇが、とりあえず行くっきゃないな。」

三人は席を立つ。
気付いたら凛丸もあの量の食事を既にたいらげていた。

鏡音は心配そうに俯く。

「あの子を…助けなきゃ。」

「まぁそれは行ってからの問題だ。」


駐車場に向かって歩き出す。
足取りは早い。


「…渋谷さん。」


突然凛丸が足を止めて真剣な面持ちになった。

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