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案内屋 〜アンナイヤ〜

第9章 パラレル いん ざ ハイウェイ 其ノ一

まだ精神的にも未熟だった鏡音は自分を責めた。
責め続けた。

しかしそれから何年も経ち、18歳の頃だった。



両親が死んだ。




開発実験中の事故で、死亡。


暴走したDCAに八つ裂きにされたそうだ。

鏡音は何故か、一息つけた気がした。
両親が死んだというのに、どこか安心した気もする。

自分が外道なのかもしれない。
でも、なんだか自由になれた気がした。



それからしばらくして、鏡音はDCAヘブンズ・アイに適合し、案内屋東京支部に配属された。

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