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案内屋 〜アンナイヤ〜

第9章 パラレル いん ざ ハイウェイ 其ノ一

「この手紙は父さんが書いている。母さんの分も代弁して書くから、よく読んでくれ。」


父親の直筆

初めて感じる親の存在。

「人伝に伝えたら危険だし、データに残したら確実にバレる。だから、ここに全ての謎のヒントを残す。参考にしてくれ。」


謎…
意味深だった。

一体どの謎についてのヒントがこの手紙にあるのだろうか?

「まず一つ、ある男に気を付けろ。そいつは今から8年前、我々の研究室にやってきた。そして今、隣の研究室に何かの用事で来ている。目的は詳しくは不明だ。だが不思議なことに容姿が何一つ変わっていない。老けてすらいないのだ。まるで年を取らないかの如く。」


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