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案内屋 〜アンナイヤ〜

第9章 パラレル いん ざ ハイウェイ 其ノ一

そっと開く。

中には文章が連ねられていた

少しだけ整った、わりと綺麗な字だ。


「これって…。」

なんとなく分かった。両親の物だ。

「真実が、まさかここに…?」

鏡音は手紙の内容を読み始めた



「拝啓 真緒。
この手紙を読む頃には、ある程度大きくなっているだろうか?予定通り、案内屋で働いているだろうか?」


予定通り…
やはり、自分の案内屋入りは仕組まれたものだった

その事実を突きつけられ、少しだけ鏡音は落胆した。

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