私立愛鷹学園高等部
第12章 *予感と運命*
-誠人side-
「夾、翔、こっちですよ!!!」
「早くはやく~!!」
「おー。」
時刻は12:30。
僕らは昼ご飯にしていた。
場所は相変わらず中庭で
ギャラリーは盛り上がりが増した。
「最近新山とはどうなんですか?」
「あー…いい感じ?ww」
「わー、それ自分で言う?翔くん引く~☆」
翔が女っぽくボケる。
それで
「自分で『翔くん』とか言う方が引くー。」
夾が冷たく突っ込む。
僕はこの会話が大好きだった。
もちろん生徒にも人気で
ギャラリーから笑いが聞こえる。
こんな暖かい時間が大好きだった。