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私立愛鷹学園高等部

第13章 *悲しい嘘と真実*


新山の部屋から飛び出したオレは
無意識に屋上へ向かっていた。



放課後は、皆部活とか談話室だから
廊下や階段にはオレの走る音が響くだけだった。




くそっ…
どうして気がつかなかったんだっ…


新山が教師であることも
オレがsecondであることも

全部、全部、
全部わかってたはずなのに  


…あれか?
知らないフリをしただけか?

もうわかんねぇよ…



自分のことも
新山のことも
一ノ瀬のことも

真実も



オレは何ひとつわからない

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