私立愛鷹学園高等部
第4章 *第1回 新山の授業*
「…それで?どこを聞きたいんだ?」
「えと…」
そういうと新山は
オレの正面に座って脚を組んだ。
うそうそうそだろ!!!?
こんなんじゃ集中できねぇ!!
いや堕としに来てるからいいけど
なんかアウト!!!
新山は早速授業を始めた。
数学の成績が学年TOPのオレは
数学の授業なんか受ける必要ない。
だから聞くところもあんまないし、
考えてなかった。
でも、まぁ?
難しい問題を適当にね?
うん。新山の説明わかりやすいし。
「…旗四部?ボーッとしてるぞ?」
「オレは大丈夫です。続き教えて下さい。」
「あぁ。それで、この18aを…」
また説明が始まった。
そうすると
新山が軽く身を乗り出して来た。