私立愛鷹学園高等部
第5章 *彼はライバルに気付かない*
「てか、翔はなんでそんなに新山に反対雰囲気なわけ?全然ありだと思うよ?」
「それは…」
「それは…?」
「やだ言わねえ!!!絶対言わないかんな!!!」
「はぁ!!!!!?翔の方がケチじゃないか!!!!翔のケチ!!!」
も、翔わけわかんねぇ…!!!!
この際ケチケチいってプレッシャーを
与えてやる…!!!!
「いーよケチで!!!どうせケチだよ!!!つかケチって言って追い詰めてバラさせる計画だろ!!!」
「なっ!!違ぇよ!!!」
「今嘘ついたろ!!親友にはなんでもわかんだかんな!!親友なめんな!!!」
ガチャ
オレらが騒いでいるとドアが開いた。
そこにいたのは誠人だった。
「「誠人………!!!?」」