私立愛鷹学園高等部
第5章 *彼はライバルに気付かない*
「ハァッ…だから本気って言ったろ?」
「でも!!!悪いけど…オレ…」
「わかってる。叶わないこと。
オレは友達。恋愛対象にすら入ってないしさ…
何をしたってだめ…だからっ…
せめて、お前に好きな人が出来ないようにしたかった。
でもできたなら、そいつを忘れさせるくらい、オレに溺れさせてやる。堕としてみせるから。」
嘘だろ…?
嫌だ、嫌だよ翔がそんな…
翔とは関係を崩したくないっ!!
「な、何言って…」
「大丈夫!!なんもしねぇから!!
オレはただ友達でいるだけだから!!」
「あ、ならよかった…」
「そうだ。風呂行ってくるね。」
「うん…」
よかった…
崩れたらどうしようかと思った…