私立愛鷹学園高等部
第7章 *戦外の二人*
「今日は渉也がいろいろ話してくれて
やっと仲間になれた感じがしました。
信じてもらえたって、思いました。」
嘘…皆が僕をそんな風に
想っててくれたなんて…
「やべぇ!!僕泣けてきたっ!!
僕っ、ずっと怖かったっ…
誰も僕自身を見てくれなかったから…
やっと出逢えたっ…」
「当たり前だろ!!オレらが求めてるのはSyoyaじゃなくて奥斗渉也だから、信じろ…!!!!」
「うん…うんっ!!!」
「やっべー!!!翔もらい泣きしてる!!」
「なっ、してねぇよ!!!」
男ばっかでワーワー泣いて騒いで
信じられるようになった。
ようやく仲間になれた気がした。
それからは僕も授業サボるようにww
なぜか成績も上がり、
心から笑えるようになっていた。