俺の小さなお姫様
第8章 第八章 母さん
ふー、そうゆー訳ね…。
「話は大体わかったけど、急にそんな事言われても信じらんねぇし、いろいろ誤解してるみたいだから言っておく。」
ギュッと隣に座っている愛を抱き寄せる
「俺は愛の事を、負担だなんて思ってねぇ。
むしろ俺みたいな想いをさせないように、しっかり育ててやろーって考えてんだよ。」
さっきみたいにクレハを睨もうとは思わなかった。
でも、俺の気持ちが伝わるように目はそらさないで話した。
「だからアンタに愛を渡す気はねぇ。
つか、俺が手放したくねぇんだ。
だからさっきも言ったけど、この話は無しだ。」