俺の小さなお姫様
第1章 第一章 メリークリスマス
カラン、カラン
「遥斗っ、いらっしゃい!」
店では同級生の雅樹が出迎えてくれた。
ここは雅樹の兄貴がやってるお店なんだ。
「雅樹、今日はありがとな。」
「いいって。
あれー?美羽ちゃんは?」
俺の後ろからテディベアを抱えた愛ちゃんが顔を出した
「うわっ!何このガキんちょ。
ん?ちょっと待って、この子ども誰かに似てるような…。」
そう言って、俺の顔を見る
「ま、家族だしね」
「遥斗って兄弟いたっけ?」
「まず、詳しい話は学校でな
それより腹減ってんだよ~!席どこ?」
雅樹はまだ納得してないみたいだけど、話長くなりそうだしね
「わりっ、今案内するよ」