俺の小さなお姫様
第9章 第九章 大学生&小学生
ーその頃雅樹は…。
大学の中庭にある噴水の前に腰を降ろして、空を見上げる。
「遥斗のヤツ今何やってんだろーな」
ふぅ…。
俺がわざわざ地元じゃなく、東京の大学にしたのは自分の夢を叶えるため!…なんかじゃ無くて、アイツとただ一緒に居たかったから。
「雅樹ー!お待たせっ」
2つの飲み物を持って美羽が俺の方に走ってくる…。
あ~マジ夢じゃないんだぁ♪
「ごめんね遅くなって自販なかなか見つからなくて」
「いいよーそんなに待ってないし。
俺は美羽が隣に居るだけで大満足~♪(笑)」
買って来てもらったコーヒーと一緒に美羽の手をギュッと握った