俺の小さなお姫様
第1章 第一章 メリークリスマス
「ごち~!」
「まさくん、ごちそうさまでした!」
まさくん?
ああ、雅樹の事か。
つーか、なんで俺はちゃん付けなんだ?
「くっそー。ほとんど完食しやがって、俺の分ないじゃんー!
でも、今日は愛ちゃんの可愛さに免じておくよ。
またおいで愛ちゃん。」
雅樹がガキんちょの頭をなでなでしてる。
こいつ、ガキの扱い慣れてんな…。
なんかちょっとムカつく
「なんで愛ちゃん限定で呼んでんだよ。」
「そりゃ、かわいいからに決まってるでしょ?
遥斗もまた来いよ!財布として(笑)」
「おいっ!」
「冗談だっつーの(笑)!
じゃ、気を付けて帰ろよ
後でちゃんと事情は説明してもらうからな」
わー、めんどくさい奴(笑)
「おー、じゃあな。」
「まさくんバイバイ!」
雅樹に向かって、愛ちゃんはずっと手を振っていた。
そんなに振ったら腕もげるぞ(笑)
まぁ、愛ちゃんと雅樹が仲良くなれて良かったなー。