俺の小さなお姫様
第10章 第十章 梓の素性
…。
なんだろ…?さっきから背中に違和感が…。
信号を待ってる間、もう一度後ろをチラッと見る
…男の胸にしちゃ柔らかい気がすんだよな…。
別にコイツ太ってねぇし、ぜい肉ってわけじゃなさそーだしな。
だとすると…。
そんな事を考えながら運転していると、あっとゆーまに大学に着いた。
バイクから降り、俺は梓をじーっと観察する。
「は~、死ぬかと思った。お前スピード出し過ぎ!もっと加減しろよって…。
遥?何さっきから見てんだよ?
んな目でじろじろ見んなっつーの!キモい!」
…。