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俺の小さなお姫様

第10章 第十章 梓の素性

「わりー、俺先部屋行ってるわ
ごちそうさま。」

「お、おう。」


ちゃっちゃと食器を片付けて梓は部屋に行っちまった。


…なんなんだよアイツ?


「はるちゃん、アズちゃんおこっちゃったの?」

「んー、そう言うわけじゃねーんだろうけど…。」


そういや梓顔赤かったし、もしかして風邪でも引いたのか?


…。



はぁ、しょーがねぇな。

「愛、俺ちょっとアズの様子見てくるからテレビでも見て待っててくんねぇ?」

俺の顔を見上げて、ガキんちょがニコッと笑顔を向けた

「わかった!まってる!」


「サンキュー。」

右手を上げて元気に返事をしたガキんちょをリビングに残して、梓のところに向かう事にした。

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