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俺の小さなお姫様

第12章 第十二章 夏休み


「はい、恭平君どうぞ。」

恭平君にアイスを渡すとガキんちょが物欲しそうな顔で俺を見ていた。


「…。愛はさっき食っただろ?」


じぃー


「これ以上食うと腹壊すぞ。」


じぃー


「…。」


じぃー


「…もぅ、腹痛いって言っても知らねぇからな!」

「うん!」


駄目だ俺。
最近ガキんちょに甘過ぎる気がする

そう思いながら冷凍庫からアイスを持っていく、ガキんちょの後ろ姿を見守る。



あ、子供用の胃薬用意しとこ…。

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