俺の小さなお姫様
第12章 第十二章 夏休み
「これのんだら、いたいのなおる?
海いける?」
「ああ。」
んな海行きてーのかよ?(笑)
「のまなかったら?」
「お家でお留守番だな(笑)」
ニヤッとしてガキんちょの顔を覗きこむ
あー、泣きそー
と思ってたら急にコップをもって薬を口んなかに放り込んだ。
ゴクッ
…
…
「はるちゃん、にがーい」
とは言いながらも俺に笑顔をむけた。
「やりゃ出来んじゃん?
これで海行けるな!(笑)」
ポンポンとガキんちょの頭を撫でてやる。
「えへー
愛えらいでしょ?」
「はいはい。
よくできました(笑)」
薬を飲んだとはいえ、まだ痛むガキんちょの腹を撫でてやりながら一緒にソファーでくつろいだ。