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俺の小さなお姫様

第12章 第十二章 夏休み


「おなかいたいよぉ…」

ったく、だから言ったのに。

「はぁ、だろうな。
あんだけアイス食えば腹痛くなってとーぜん」

「うー」

ガキんちょが涙目になりながらしんどそうに体を丸めた。

「ほら、薬飲んでちょっと休もうな?」


丸まったガキんちょの背中を擦ってあげながらソファーに運んでやる

「おくすりいやー!!」

「わがまま言うなよ。


海行けなくなっても知らねーぞ?」


ビクッとガキんちょの体が動いた


それからじぃーっと薬とにらめっこをはじめた。

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