俺の小さなお姫様
第2章 第二章 お買いもの
俺達の騒ぎを聞き付けて、周りに人が群がって来た。
「遥斗、いったん場所移そー?」
「ああ。」
雅樹が気を効かせてくれて、俺達は外に出る事にした。
愛が泣き止むのを待って事情を聞く事に決めた。
雅樹に聞いても良かったんだけど、愛ちゃんから聞かなきゃ意味が無いよーな気がしたから。
「はるちゃん…。ごめっ…んね」
やっとまともに喋れるようになってきた。
まだ、謝ってるし…。
「愛ちゃん、もう謝んなくていいよ。
俺が悪かったし。
…何で俺から離れたの?」
しゃがんで、愛ちゃんの顔を覗き込む。