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俺の小さなお姫様

第2章 第二章 お買いもの



愛ちゃんがゆっくりと話し始める。

「お店はいったら、まさくんがいて、愛うれしくてまさくんのとこに走っていったの。」

…。

「まさくんに、はるちゃんと一緒にきたって言って、うしろ見たらはるちゃん…どこにもいなくてっ…。」

…なるほどね。

「まさくんがはるちゃんに電話したから、待ってるあいだにアイス食べようって言ってアイス食べて待ってたの。」



やっぱ、悪いの俺じゃん…。
簡単に手離して、勝手にキレて愛に怒鳴って。



一番不安だったのはこいつなのに…。



「愛っ…俺が全部悪かった。
本当ごめんっ!ごめんなっ。」


愛の小さな体をギュと強く抱きしめた。


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