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仙境綴~美しき仙界の王と身を捧げる少女~

第6章 三つめの物語~砂漠の鷹~

 確かに主の言うとおり、男はなかなかの男前であった。美男というのではないが、精悍な面立ちの、苦み走った風貌はなるほど女性たちの注目を集めるには違いないと思われる。現に、今も店先を覗く若い娘たちは男の方をじっと見つめている。

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