テキストサイズ

仙境綴~美しき仙界の王と身を捧げる少女~

第1章 第一話 砂漠の花

 少女はそんな、どこか人の訪れを拒絶するかのような超然とした雰囲気の山中をたった一人で歩いてゆく。年の頃は十四、五歳くらい、色の白い、なかなかに整った顔立ちの娘である。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ