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妄想と生きる。

第30章 家族。

『はぁー、また生理きた…』

なかなか出来ない。

半年くらいは本気で子供を作る気で頑張ってた。


そう簡単に出来るものではない。

子供は授かりもの。

本当にそうだと思う。



その年の12月。

もうすぐクリスマス。

私達は泊まりで出かけることになってた。

クリスマスは会社の忘年会だから次の日に出かける予定を立てていた。

私は待ち遠しくてワクワクしてた。




忘年会の日、彼はけっこう酔っ払ってた。


私達のことは何気にみんな知ってた。

彼は酔って私を空き部屋に連れてきた。

『ここでは無理でしょ!』

さすがに怒ったよ。


私の足元に彼のケータイが落ちてた。

私は拾って何気に見た。

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