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妄想と生きる。

第50章 喧嘩の末。

まただ…

不安で押しつぶされそう。


「エッチしてよ!」

旦那は酔っ払っていて…

「もう、遅いから寝よ」

そう言って寝室へ行こうとした。



私は追いかけた。

ハサミを握りしめて。

「エッチしてよ!早く!」

ハサミを開いて、刃先を親指に当てた。


別に本気で自分を傷つけるつもりなんてない。

ただ、心配して欲しいだけ。



「何してる!
 また、そんなもの持って!」

旦那は私からハサミを取り上げようとした。

私の手を掴んで、私を止めようとした。


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