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妄想と生きる。

第50章 喧嘩の末。

旦那にハサミを取り上げられた。

「バカ!」

そう言って突き飛ばされて、蹴りを入れられた。

痛っ!

私はその場に倒れ込んだ。


次の瞬間…

右手の親指から血が出てきた。

ポタポタっと血が床に落ちた。



「…お前…どうした…切れたのか!」

旦那の表情が強ばった。

「…オレが怪我させたんだ」

今まで見たことのないような表情だった。




私は切れたところをティッシュで押さえた。


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