
妄想と生きる。
第58章 憧れの人。
『俺、先輩に憧れてたんですよ(笑)』
帰り際に、そんなことを言われた。
…
『は?何それ(笑)いいよー。無理してそんなこと言ってくれなくてもー』
私は笑い飛ばした。
…
『本当ですよ!いつも見てました。
部活中に(笑)
全然、気づいてもらえませんでしたがね(笑)』
後輩が笑いながら、そんな話をする。
『先輩がコンビニで働いてるのを見かけたときは、マジでビックリでした!
まさか、自分が憧れていた先輩に会えるなんて!って。
しかも、仲良くなれるなんて!
未だに、夢見てるのかなって思っちゃいますよ(笑)』
…
嘘だとしても嬉しかった。
10年以上も前のことだけど。
その頃の自分が何をして何を考えていたかなんて思い出せるわけないけど…
帰り際に、そんなことを言われた。
…
『は?何それ(笑)いいよー。無理してそんなこと言ってくれなくてもー』
私は笑い飛ばした。
…
『本当ですよ!いつも見てました。
部活中に(笑)
全然、気づいてもらえませんでしたがね(笑)』
後輩が笑いながら、そんな話をする。
『先輩がコンビニで働いてるのを見かけたときは、マジでビックリでした!
まさか、自分が憧れていた先輩に会えるなんて!って。
しかも、仲良くなれるなんて!
未だに、夢見てるのかなって思っちゃいますよ(笑)』
…
嘘だとしても嬉しかった。
10年以上も前のことだけど。
その頃の自分が何をして何を考えていたかなんて思い出せるわけないけど…
