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妄想と生きる。

第61章 病。


『病院に連れてって…』


『はぁ?
 お前、入院させてもらえば?』

こんな時にそんなこと言われて、泣きたくなった。

でも、すぐに車を準備してくれて、私が楽なように車のシートも倒していてくれた。


病院へ向かう車の中、何か話したかな…?

記憶が全くない。

ひどい頭痛で意識がボーっとしていた。


病院へ着いた。

旦那は車椅子を借りてきてくれて、連れてってくれた。

私の代わりに、症状も伝えてくれて。


すぐに呼ばれた。

そして、すぐに検査…

血液、CT、最後に髄液検査。

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