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妄想と生きる。

第61章 病。

入院したからといって、すぐに良くなるわけではなかった。

トイレにも一人で行けなかった…

食事もほとんど食べられなかった…

もちろん、お風呂にも何日も入れなかった…

少しづつ…少しづつ…

薬が効くまで時間がかかった。


私は、毎日、何を考えてただろうか…

子供たちのこと。

旦那のこと。

仕事のこと。

そして、後輩のこと…

入院して3日目ぐらいの時だったか、メールが来てた。


『大丈夫ですか?』

『心配しないでー。大丈夫だよー』

そう返事した。

文字を打って送っただけ。



後輩じゃないんだ…

私を支えてくれているのは…

私の励みになっているのは…




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