テキストサイズ

妄想と生きる。

第61章 病。


『どうした~?』
看護師さんが心配して声をかけてくれた。

『…家にかえりたい…』
29歳にもなって、子供みたいに泣いてる私…

入院したその日、
検査も終わって、病室へ移動してきてすぐに、私は泣いてしまった。

帰りたいよ…

病院なんて嫌だよ…



こんな身体で帰れるわけがない…

自分でもよくわかっているのに…


この日から、約1か月間。

病気との闘いが始まる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ