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妄想と生きる。

第14章 涙。

(好きだと伝えたい…)

タカちゃんは毎日、楽しそう。


ある日、些細なことでタカちゃんとケンカした。

まる2日、全く口をきかなかった。
クラスのみんなが驚いてた。

『ケンカしたの?あの2人。』

毎日、一緒にいたのに急に話もしてないから周りのみんなも気にしてる。

『別れたの?』
誰かが言った。

(別に付き合ってないし…)


でも、この2日間は私にとって長かった。

私、なに強がってんだろう。

素直に仲直りすればいいのに…



家に帰ってもタカちゃんからの電話はこない。



涙が出てきた。


私、嫌われっちゃったかな…

涙が止まらない。

これは恋をしているから。

切なくて涙があふれる。

タカちゃんの声が聞きたい。

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