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妄想と生きる。

第17章 変わらぬ気持ち。

自由登校。

私は春からの準備や入学の準備などに追われていた。

夕方からのバイトも、ほぼ毎日。

帰ってくれば疲れて寝てしまう。

タカちゃんとの電話もなかなかできずにいた。

卒業する前に女友達だけで飲み会をすることになった。

みんなで盛り上がった。

『遠距離恋愛、淋しくない?』

みんなは、まだ付き合ってると思ってる。

友達にすら本当のことが言えなかった。

『淋しいよ…』
私は言った。

本当に淋しい。

会えなくなるのが。

心も離れてしまうようで。



切ない。

私は、その日、いつも以上に酔っ払った。

無理してテンションを上げた。

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