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妄想と生きる。

第17章 変わらぬ気持ち。

『…何…?』

私は何故か震えてる。

『今、自由登校だろ。どっか行かない?』


ドキドキした。



でも、このドキドキは好きとか、そういう感情ではない。

変な緊張。

『行こうよ。俺、車で迎えに行くからさ』


この男は勝手だ。

私は何で好きだったんだろう…

あんなに好きだったのに、あの時の気持ちは、もう全くなかった。




『無理。時間ないし。』
私は言った。

もう二度と関わりたくない。


だって、

私にはタカちゃんがいる。

先輩の番号を着信拒否にした。



私は決心した。

タカちゃんに、もう一度、告白しようと。

フラれてもいいから。

このまま離れてしまうのはイヤだ。


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