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BL短編集

第16章 サッカー部員×柔道部員



俺はつかんでいた
やつを離す‥‥と、
すぐに逃げて行った。


それに続いて

1人、また1人と
みんな逃げていく。



倉庫には反野と
俺の2人だけになった。



ぎゅう


俺は何も言わず
反野を抱きしめる。


「‥‥吉村‥‥」


ずっと泣いている。
そりゃあそうだ、
部活仲間からいきなり
こんなことされて。


「‥‥怖かったよぉ‥‥」


俺は反野の頭を
撫でることしか
できなかった。

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