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BL短編集

第8章 執事×お坊ちゃま



「‥おま‥に‥‥」


見ていたことが
バレるのが嫌で
声が小さくなってしまう。


「なんですか?はっきり言って下さい」


「だからっ‥‥お前だってキス!‥‥してたくせに‥‥」


俺ははっきりと見たんだ!


「あれは‥‥ずっと言い寄られて来てたのを断っていたのですがなかなか諦めてくれず、キスをしたら諦めてくれると申されたので」


「お前はそんなのでキスをするのか!」


「‥‥申し訳ございません。では宏樹様とのキスはなぜですか?」


「あれはあいつが無理やり‥」

「そうですか‥‥。それではお仕置きをしないといけませんね」


は?
お仕置き?
俺、無理やりキス
されたんだぞ?
しかもお前も
諦めてほしいから
ってだけの理由で
キスしたんだぞ?

なぜ俺がお仕置きなんだ?

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