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やっと、やっと…

第3章 小さな黒い点


(――ん?
今、誰か居た気がしたけど・・・)

もう一度よく見ても誰もいない

(気のせいか・・・)


「田中さん?」

大竹君が私の顔を覗きこむ

「・・・あぁっ、ごめん
ぼーっとしてた」

「まあとりあえず、
圭介はそれぐらい田中さんの事
大事に思ってるんだろうね」

「そうなのかな・・・」

大竹君の言葉に嬉しくなる

家までの20分
私と大竹君は楽しく話しながら歩いていた



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