やっと、やっと…
第7章 違う姿
「――っいや!やめて圭介!」
(・・こわいよ!)
圭介はそのまま私のそこに触れた
「いやあ!!・・っんん!」
私の唇は圭介の唇でふさがれる
「唯、いいよね・・」
(え?・・なにを言ってるの?)
「唯は俺のものだよ・・!」
圭介は自分の制服のベルトに手をかける
(・・・やだ!それだけはいや!)
「やだ、嫌だよ・・」
圭介は手を止めた
「・・んでだよ」
「やめて・・やだよ、いやっ!」
圭介の呼吸は荒い
「唯には俺だけだろ!」
「やめて!やだよ!!!!」
(怖い、いや・・!)
「俺のこと嫌いになったの?」
圭介の目が怒りに震えている
「こんなの・・いやだよ・・」
グッ!!!
「―――っ!!」