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理科室で恋をしましょ

第5章 放課後の理科室で

「それはこれから考える。で、今日分はぁ…」

「え?今日分もあるんで...んっ」

「んっ..ふぅ...ん..い、いき..んは..できな…い」

キスはどんどん深くなる。

アタシは先生の体を押し退けた。

「んは…はぁはぁ。な、何するんですか?教師としてあり得ませんよ」

「はぁ、美味しかった♪まあ、放課後はこんな感じになるかな」

「ちょっと、今の…ファー..ストキスだったの..に…うぅ…」

「え、ちょっ何?泣いてんの?」

「うぅ..ん…ひっく…うぇん」

「ご、ごめん。泣かす気はなかった」

「うぅ…エェェェェェェン」

そのまま、アタシは泣き続けた。

「泣き止んだ?」

「………」

「ごめんな。次はむやみやたらにキスなんかしないから」

「う、ん」

「あ、もぅ7時だ。今日の事は誰にも言うなよ。俺バレたらヤバいから。お前もヤバイだろ?」

「う、ん」

「でも、明日もこい。いいな?」

「う、ん」

アタシは鞄を持ち理科室を出ようとした。

「すずか…ごめんな」

「だ、大丈夫です。さようなら」

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