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理科室で恋をしましょ

第6章 朝の教室…

「お、お前..なんでこんな朝っぱらにいるんだ?」

「せ、先生こそ何で教室なんかに来たんですか?」

あ、ケンカ口調で言っちゃった…怒られる……

「すずかぁ、昨日はホントにごめんな」

え?なんか予想外の展開で正直ビックリしてる。

「いや、もういいですよ」

「ホントに?じゃあ、いつもどうりにしてくれる?」

「あ、はい。当たり前です」

「マジか!!ありがとう」

「ちゅっ」

「…………」

「え"ぇぇぇぇぇぇぇぇ」

「ご、ゴメン。つい…」

「ついじゃないですよ!!先生、キス魔なんじゃないですか?絶対、反省してないですよね?」

「ゴメン。反省してるよ…でもすずかキスされて嫌じゃなかったでしょ笑」

「は?い、嫌ですよ。朝から…」

「フフ。ふーん♪そうなんだ。そんな感じしないけど。むしろ物足りない顔してるし」

なっ!?

「ち、ちが……」

「おっはよぉん♪あ、先生じゃん。おはようございます!!」

そういって女子集団と男子集団が教室に入ってきた。

「ん、おはよぉ」

そういって先生はにこやかに笑った。そして、先生はアタシに…

「それじゃあ、放課後な♪」

そのまま先生は教室から出ていってしまった。

なんだこの先生は…
ただのドS、エロ、俺様先生じゃん…
でも、なんだか話しかけられるとドキドキする。

あぁやって、ドS、エロ、俺様を出すのはアタシだけなのかな?

そうだったらなんだか嬉しいな…

アタシはこのときようやく先生の事が好きなのだと自覚した。

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