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「あ～、どうして俺はこうなのかねぇー？なぁー？」

さっきからうぜぇー・・・。

隣で俺はどうだのなんだのぼやいているのは、俺の同僚

黒澤　稔(クロサワ　ミノル

「はぁ？んなもん俺に聞かれても」

今。俺たちは会社内の食堂にいる。
絶賛昼飯中ってのに
聞きたくもない失恋話を聞かされてから

かれこれ30分間ー・・・・。

「冷てぇ奴！ちょっとくらい聞いてよ。同僚だろー？」

うわっ、でたよー
キツいノリに注意ってやつだ。。

だいたい、恋だの愛だの。
なにが楽しいんだか、ただただ疲れてしまうだけだし

お互いに傷つけあってまで
付き合っている必要もないだろうに。


そう思った俺は

うだうだいっている黒澤を軽く睨み
そしてすぐに視線をはずした。


・・・うわっ！

いま、羽夏(ワカ
と目ぇあったよな！？

心のなかで俺はうきうきした。
だって
女と付き合って、フラれたって話をするのは

羽夏に少しでも嫉妬してほしかったからだから

俺の大好きな人。

いつか、俺のモノにしたい。

って、そう思ってる。
まぁ、当人はそれに気づく気配0.000000000000000000001㎜もないからな。


視線をはずした羽夏に
さんざんはなし続け、昼休憩が終わるすぐ前になったとき

「黒澤。お前、今日家来るか？」

へっ、？
いやいやいやいや、はいっ！？

いいんすか！？

いいんすか、羽夏様！？←笑

「お、おう行く行く！」

ん？なに慌ててんだよこいつ。
まぁ、いいや

一応同僚だし、悩みぐれぇは聞いてやんねーとな。

「あっ！！やべ、羽夏！あと五分！遅刻するぞ！！！！」
「はっ？いそげー。」