貴方の知らない場所で
第16章 夜道…
私は……そのまま…
駆の家を後にした―――…
暗い…住宅街…を一人…
来た道を帰る―――――…
放心状態で―――…
憎しみも…虚しさも…
悲しみも…疲労感も…
一歩…一歩と…歩く度に…
道端に落としていく…感覚…
駆……駆……
あなたが…幸せなら…
貴方が…幸せなら……
それでいい…
いい―――――――…
自分が…こんなに人を好きになるなんて
思わなかった…
恋に溺れて…すべてを失う……経験なんて…できない…
人生を変えた恋…
子供を殺してでも…手に入れたかった…恋…
駆と過ごした日々は……
幸せで……
女として……輝いて…
母になる…暖かさまで……
経験した―――――…
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