アイドル君からダイエット命令
第5章 メンバー
「すっごいうまかったよー!」
「ね!それほんと思った!!」
目の前のイケメン集団に
自分の歌を絶賛され
顔の熱を感じた時、
『ガチャッ』
「あぁ!みほちゃん!!
さがしたよ、もぉー!」
ドアの先には額に汗を
にじませた東さんが立っている。
「ごめんね!
ハル、いつもあんななんだ。
なにか言われたかな?
言われたとしても
気にしなくていいから!」
頷く私を追い越して
デスクにあったうちわを片手に
ソファに倒れこんだ。
「ハル、見つかりました?」
「見つかんないよもう!」
「すごい汗ですね……」
みんなに手で扇がれてるけど
そんなに涼しくなさそう……