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アイドル君からダイエット命令

第1章 憧れ


だんだんと声が小さく
なる私を見て

直子ちゃんは

「大丈夫だよ。

いつものことだし、
誰にでも言ってるんだから」


と、

直子ちゃんもいつもの
言葉を言ってくれる。


「うん……」


愛佳ちゃんがいる限り、

私は学校が楽しいと
感じれないだろうな……。


そんなことを思いながら
席へ戻る。

まだ17歳なのに……。


席へついてもまだ
休み時間は続き、

まだ愛佳ちゃんたちの
笑い声は
止まらない。


わかってる。

私はブスだよ。

一重まぶたで
目小さいし、

おでこは広い、
鼻はデカイ、
ニキビも毛穴も開いてる。


おまけに油はだだし
赤面症だし
おまけに……おまけに!


体重が68kgって……。


もう生きる希望すら……

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