男気花飾り。
第13章 ジャンスカ・ニーハイブーツ。
俺は…高木の紹介で
【UP】と言うカフェでバイトをすることになった。
「ここ……」
偶然にも、寺と買い物帰りに寄った…思い出のカフェだった!
「ここのオーナーの
水上 優香(ミズカミ・ユカ)さんと妻の音々子(ネネコ)さん」
「はじめまして…」
イケメン過ぎる優香さんは…ニコニコとしている…
「ごめんね〜夏君…音々子さんが…優音(ユネ)ちゃんの件で抜ける事が多くって…」
ん……物腰が柔らかい男性だな…オネエか…?
いや…奥さんいるし…優音ちゃん?子供かな?
「いや、いいですよ!皆川も暇持て余してましたし」
おいおい!暇ってなんだよ!!!
「……奥様いなくて大丈夫ですか?デコレーションケーキとか…奥様の担当でしょ?」
あの可愛らしいケーキ…奥様がいなければ殺風景になるのではと…俺は、少し心配した…
「はぁ?皆川…ここのケーキ知ってるの?」
「はぁ…まぁ…」
「あれ…優香さんの作品だよ?」
「え!!!マジで?」
このイケメンが…あの…デコデコしたケーキを作ったのかよ…
「僕、手先器用だから!」
器用ってレベルじゃねーよ…
「皆川…優香さんは…オネエじゃないからな…」
ひっ……顔に出てた?
俺は、明日から…バイトをすることとなった…